症例 肘が痛む!!

おはようございます。

 

今日はタイトルにありますように

 

症例のご紹介。

 

主訴は左手に荷物を持つと、左肘が痛む😖

 

というものです。

 

早速見てみると、

 

左手首に歪みを発見‼

 

有頭骨の位置異常です。

 

肘の痛みの場合は、肘が補正関節

 

だという事を前提に検査などをすすめます。

 

この理由は、

 

自由度の高い手首と肩関節に

 

挟まれた関節なので、ここまで自由度が高いと、

 

支点がブレブレになってしまうので、

 

肘関節には自由度を少なく、一般的には1軸性の

 

関節を神様が用意したのでしょう!

 

したがって、肘に問題が生じていた場合は、

 

かなりの確率で、肩関節か手首の問題が

 

(=多くの場合は可動域制限など)

 

生じています。

 

実際に、いつものように検査をして、手首に

 

問題を発見したので、これで肘の痛みは

 

引くだろうと・・・そう思ったのですが・・・

 

何故か上手くいっていません😵

 

冷静に・・・冷静に・・・

 

もう1度、傾聴(オステオパシーの触診技術です。)

 

を行うと、なんと、患部の肘関節にひっかかります😒

 

患部が原因という事はほとんど無いのですが・・・・

 

何故だろう?

 

まぁ、考えるのは後にして、

 

早速、詳細を詰めていくと、

 

上橈尺関節に制限があります。

 

肘関節は一般的には曲げ伸ばしだけと

 

思われるですが、実は、手首の回内・回外

 

という運動にも携わっています。

 

その関係で、肘関節といっても、肘には

 

実は、関節が3つも用意されています。

 

 

こちらです。

 

プロメテウス解剖学・・良い本です。買いましょう。

 

この上橈尺関節部分に問題が生じていました。

 

なんでだろう?

 

最後に外傷の有無を聞くと・・・

 

どうやら小さい頃に肘をぶつけた事があるそうです。

 

ただ・・・その症状は、手首の柔軟性で

 

今までは、中和できていたのではないか🧐?

 

そんな風に考察しています。

 

今回は手首だけで解決するだろうと、

 

タカをくくっていました😟

 

反省ですね・・・しっかりと関係性を考慮し、

 

問診もしっかりと行い、裏付けをとるようにしないと・・・

 

そう考えさせられた症例でした。

 

 


 

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