おはようございます。
今日は、当院を利用される患者さんが
日々悩まれている症状で1番多い腰痛。
その中でも、特に多い診断名が
腰部脊柱管狭窄症
です。この舌を噛んでしまいそうな
名前の病名ですが、まさに読んで字のごとし。
腰の脊柱管という場所が狭くなる病気です。
こんな感じです。
代表的な症状は以下の通りです。
①痛み 腰部、臀部、太もも(外側〜裏側)、ふくらはぎ、足
②シビレ 腰部、臀部、太もも(外側〜裏側)、ふくらはぎ、足
③間欠性跛行(=間欠性歩行とも言う。)
歩いていると、だんだんと足が上がらなくなる。
この時、痛みを感じる場合もあれば、シビレも、
あるいは、力だけが入らなくなる場合もある。
この症状は座って、休憩すると改善する。
この①〜③が代表的な症状でしょうか?
ですが、痛みはあまり強くは無い場合が多いです。
臨床でも、痛みはないけど、②、③がある。
という方がほとんどです。
では、どのくらいで歩けなくなる。
あるいは休憩したくなるのか?
色んな症例がありましたが、
軽症の方で、20〜30分、
重症の方で、5分と歩けない。
という傾向です。
従って、重症の方は、外出が困難な方もいます。
そんな方は、体が曲がった状態で
歩かれる方が多いです。
理由は、狭窄部位に負担をかけないのが、
前傾姿勢や座った姿勢なので、
あまりに症状が辛いと、その姿勢になってしまいます。
さらに進行すると、
④肛門周囲の火照りや排尿障害
⑤下半身の麻痺(片側や両側、狭窄部位による)
が生じてくる事もあります。
特に、⑤が生じてくると、
急いで手術となる事が多いです。
病院を受診してからの流れとしては、
診断は、問診から上記の①〜⑤の症状の有無。
それから、画像診断でMRIなどを撮影する事が多いようです。
そこで、確定診断となり、あとは
狭窄部位の状況や仕事などの環境因子を
考慮して、その後の治療プランが決まります。
血流を良くするために、リハビリテーションや
痛みを緩和するために、投薬治療やブロック注射
を行います。
さらに、重症の症例や、早期の社会復帰が
希望の方は、手術が行われます。
この腰部脊柱管狭窄症、
当院では、どのように施術するのか?
こちらのブログに書いています。
今日は腰部脊柱管狭窄症の症状について
まとめて見ました。
今後は、症例や施術報告だけでなく、
こう言った病気の紹介もしていきたいと思います。
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【 院 長 】 平生 智昭
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